ゆかたの季節がやってきました

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7月からきものの世界では、絽や紗といった夏物素材に替わります。

また各地域では夏祭りや花火大会などが行われ、賑やかさを増します。小林呉服店がある京都でも7月1日から祇園祭が1か月間行われます。1日の吉符入から始まり、17日に前祭巡行、24日に後祭巡行と皆さんがご存知の鉾や山と呼ばれる山車が市内を回り、それを一目見ようと全国から大勢の方々が観光にいらっしゃいます。

このようなお祭りや花火大会といったイベントには欠かせないのがゆかたですね。

特に女性のゆかたは、現在では色とりどりで柄も多種多様。おしゃれで可愛らしいものが毎年暑い夏を彩る風物詩にもなっています。

ところが、ゆかたがこんなにも種類が増え、おしゃれになったのはたった35年前くらいからのことなのです。それまでのゆかたは、色も白色か紺色ベースがほとんどで、柄も菖蒲、百合、萩などの夏の草花か団扇、金魚など夏を連想させる文様が大半でした。生地は木綿または綿麻、染は注染や長板中形といわれる型染めか、絞り染めがほとんどでした。大人しい色柄であるため、10代はもちろん、20代、30代といった若年層の浴衣姿は当時ほとんど見られなかったのです。

そんな中、1988年に大手きものチェーンのきものやまとが「エイトカラーゆかた」という8色のラインナップで発表し、一気に10代や20代といった若年層に広がっていったのです。

今では、伝統的な型染めや絞り染めに加え、自由なデザインで染めることができるデジタル捺染という技術がゆかたをよりファッショナブルなものに進化させています。

さあ、いよいよゆかたの季節がやってきました!

今年のあなたはどんなゆかたで夏を楽しむのでしょうか?そんなお見立てとお手伝いを小林呉服店は致します。

ゆかた冷えてます!

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