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腕に縒りをかける
〇〇によりをかけるとは、
私たちの日常生活に、驚くほど染織りに
関係する言葉が潜んでいるのですね!
縒(よ)る」とは、何本かの糸やひもなどを
交互にねじり合わせることです。
1本の糸やひもでは心もとない強さで
あっても、「縒りをかける」ことによって、
登山用のザイルや綱引きの綱のように、
驚くほど丈夫になります。
ただし、適当に縒っていては丈夫なものには
ならないので、しっかりと丹精を込めて
作る必要があります。
料理など、ものを作る場合の
「(腕に)縒りをかける」は、
自分の能力を最大限に発揮しようと
意気込んで取り組むことをいいます。
「今日は腕に縒りをかけたからね」
として使われます。それだけ手間をかけた
という事。
また、「よりが戻る」「よりを戻す」の
「より」も同じ「縒る」からきています。
意味は縒り合わせたものが、
ほどけて元通りになること。
しかし一般的には、別れた男女が元の
関係に戻ることに使われます。
明日2/19より四日間、
如月展&やびや童庵作品展を開催いたしますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております。