小林流衣更え(ころもがえ)の一考察(その2)

例えば沖縄では?

伝統的な装いは琉装(りゅうそう)という対丈(ついたけ)(おはしょり分なしでし立てる事)で、ひも1本で和服を着ています。帯も細く、涼しく着る工夫がされています。 しかしこの3~40年のあいだに一般的に大和風の着方をするようになったそうです。 もともと南北に長い国、北海道と沖縄では、気温差が摂氏20度もある国に一つのルールが当てはまるはずがありません。  

では、どのようにしたらよいのでしょうか?

堅苦しい決まりはおいといて、気温、気候を最重要の基準して考えましょう。 関西を中心とした本州の新しい衣更えは。もちろん他の地域は其の地域の気候によってアレンジしてください。  
  • 11月~3月までは、袷のきもの、長襦袢は単衣、袖は無双(むそう)(二重仕立てのこと)
  • 4月・5月は気温の寒暖の差が激しいので袷と単衣を使い分ける。長襦袢は単衣。5月の単衣はとくに軽い生地のもの。大島紬、塩沢紬、縮緬(ちりめん)や綸子(りんず)の単衣またはお召し。長襦袢は絽縮緬や絽紬または絽。帯も気温によっては夏物を使用してもよいでしょう。
  • 6月・7月・8月・9月は薄物で。絽、紗、麻、絽縮緬、夏塩沢、夏結城、夏大島など。帯は夏物。長襦袢、半衿もそれにあわせて。特に9月は盛夏と初秋のころで初旬は夏物、下旬は単衣でと気温によって着分けをしましょう。
  • 10月は、気温によって、単衣か袷を。10月の単衣は厚手の紬や縮緬を。長襦袢は気温によって夏物か単衣かを決めてください。
  あとは、下着と長襦袢の調節で快適な「きもの生活」が送れるでしょう。   上記の衣更えの中ではとくにフォーマル、セミフォーマル、カジュアルのきものには触れておりませんが、それはそれこそ常識の範囲内でよいと思います。   ご質問がある方は筆者までご質問のメールを。お問合せはこちらから 著者自身、暑がりの寒がりの大汗かきなので、年中単衣のきものをきています。   長襦袢は着ず半襦袢と、ステテコかパッチ。これは気温次第。夏用の半襦袢は袖が無いのもあります。厳冬の時は肌着の暖かいもの、ショール、とんび(男物のの外套)などを使います。真夏はさすがに何を着ても暑いのでなるべく涼しい素材のものを選ぶようにしています。因みに下着はきものの時は褌(ふんどし)です。 これであなたのきものライフもすっきり!

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